REPORTvol.5

広島の牡蠣商品を食べ比べて牡蠣的(かっきてき)お土産売り場を作ろう、の巻

広島の牡蠣商品を食べ比べて牡蠣的(かっきてき)お土産売り場を作ろう、の巻

牡蠣感のあるものから食品としてバランスの良いものまで、広島にはさまざまな牡蠣のお土産があるんですね (料理人・安原英志)

県境を越えた移動も増え、いよいよ秋の行楽シーズンへ突入する広島県。牡蠣を目当てに広島を訪れる観光客の皆様に、ぜひ美味しい牡蠣と出合っていただきたい。そんな思いで活動する牡蠣食う研、今回は広島のさまざまな牡蠣土産を取り寄せての試食会を催しました。参加したのは、広島をこよなく愛するHITひろしま観光大使の皆様。好評だった商品を集めて、「おみやげ街道ekie広島店」、「ひろしまブランドショップTAU」で特設コーナーを作るのですが、さて、どうなることか…。

(取材・文/牡蠣食う研 HITひろしま観光大使)

とある日曜の昼下がり
牡蠣好きたちがわらわらと

牡蠣食う研でございます。2022年-2023年シーズンの広島県産牡蠣の水揚げも始まり、我々もSeason4の活動を開始しようかという10月某日。広島市中区西平塚町のイタリアンレストラン『LUCIO』では、とある仲良し夫婦が来客の訪れを首を長~くして待っておりました。

「♪まだかなまだかな~♪♪」

牡蠣食う研

「安原研究員! 大変ご無沙汰しております。そして本日はよろしくお願いいたします!」

このお二人、牡蠣食う研が立ち上がった2019年から研究活動に参加している料理人・安原英志研究員とその妻・麻佑さん。安原研究員は廿日市市の牡蠣生産者直営レストランで料理を担当していたこともある、いわば牡蠣調理のプロフェッショナル。本日は、牡蠣食う研Season4最初の企画である広島の牡蠣土産を食べ比べて牡蠣的(かっきてき)お土産物売り場を作ろうの会」に会場をご提供いただいたのでございます。

牡蠣食う研

「買ってまいりました、買ってまいりましたよ~安原研究員! 牡蠣食う研が今気になっている牡蠣の加工品やお菓子などなど、ありったけ“牡蠣”集めてまいりました!」

安原研究員

「いや~壮観ですね! これ何種類あるんだろう。とりあえず、解凍したほうがいいものや一人分に切り分けたほうがいいものはこっちで準備しておきますね」

牡蠣食う研

「恐&縮でございます!! 本日お集まりいただく皆様のご試食の感想を集めて、広島駅や首都圏のアンテナショップ内に、牡蠣食う研激推しの牡蠣土産コーナーを作ってしまおうというのが、今回の趣向でございます」

そう、本日のミッションは「牡蠣食う研が試食して選んだ牡蠣土産のコーナーを作ること」。

この目論見にご賛同くださったのが、我々牡蠣食う研の母体でもある広島県観光連盟の「HITひろしま観光大使」の皆様。「一緒に牡蠣土産を試食してワイワイオイスターしませんか?」という嬉し恥ずかしな誘いに、定員5名のところ30名以上の皆様が応じてくださいました(会場や試食物の準備の都合もあり、泣く泣く抽選とさせていただいたのですが、まさかこんなに反響があるとは…)。

牡蠣食う研

「わ~~~~~~~~~~~ん! 私今、猛烈に感動しております! 広島を牡蠣で盛り上げたいと思ってくださる皆様がこんなにいらっしゃるとは…涙を拭くワイパーが欲しい!」

「あら、牡蠣食う研さん泣いちゃって」

牡蠣食う研

「あなたは…RCCテレビ『イマナマ!』および中国新聞『エッヘン!産地ごはん』でもおなじみ、広島を代表する料理家で牡蠣食う研キッチン担当の平山友美研究員! いつもありがとうございます~。お耳の生牡蠣ピアスが今日も存在感抜群でございます」

平山研究員

「商品開発は私もけっこうお仕事でやってるからね。今日は楽しみにしてる」

続いて現れたのは、こちらのインフルエンサー

この方、百鬼丸もどきさん。毎日更新される個人ブログ「百鬼丸もどきのほぼ広島グルメ」、広島県レビュアーランキング上位常連の食べログ、フォロワー1.4万人以上のInstagramなどを中心に活動するグルメインフルエンサーです。HITひろしま観光大使であり、会場『LUCIO』の常連でもあるということで駆け付けてくださいました。

百鬼丸さん

「どもども!何が食べられるのか気になります!」

牡蠣食う研

「♪牡~蠣を愛する人は~、心清き人~。ようこそようこそ南野陽子! お集まりいただいた皆様を一刻も早くおもてなししたいということで、実は我々、ウエルカム牡蠣土産をご用意しております」

本邦初公開!「三谷製菓」の牡蠣もなか味噌汁

「牡蠣食う研と一緒に広島を牡蠣で盛り上げませんか?」とさまざまな方々にお声掛けをして回っていたところ、南区にある創業93年の最中の種屋さん「三谷製菓」の皆様が立候補。今秋の牡蠣シーズンの始まりに間に合わせるべく開発してくださったのが、こちらの「牡蠣もなか味噌汁」。試食会当日はパッケージなどがまだ完成していなかったのですが、「三谷製菓」の最中夫人みずから、参加者全員にふるまってくださいました。

いざ実食。

かおるん大使

「牡蠣殻の形の最中が、フィナンシェみたいでめっちゃかわいいです~。宝石箱とかに入れて飾りたい!」

最中夫人

「牡蠣の形の最中って見たことがないので、作ってみたら面白いかも!と生まれた商品モナ~。見た目だけじゃないモナよ、実は食材も広島色満点! 最中皮の中には焼き牡蠣100%のパウダーを練り入れていますモナ。フリーズドライのお味噌汁にも牡蠣出汁がたっぷり入っていて、具材には広島菜も入っていますモナ」

牡蠣食う研

「最中夫人は語尾がモナなんですね…」

以下、皆様のご感想でございます

安原研究員

「めちゃくちゃモチモチしてる! お麩みたいな食感かと思ったら、お餅みたいになるんですね」

百鬼丸さん

「口に運ぶ時からいい香りするわ~。にしても牡蠣の最中ってw ちょっと変わった広島土産として面白いかも」

平山研究員

「これはインパクトあっていいね!食べ応えもあるし。出雲のぼてぼて茶みたいに、お豆や雑穀とごはんを加えてアレンジしてみるっていうのはどう?」

最中夫人

「皆さんありがとうモナいます!参考になりますモナ~」

三谷製菓の「牡蠣もなか味噌汁」は、1個378円(税込)。JR広島駅の「おみやげ街道エキエ広島店」、東京銀座の「ひろしまブランドショップTAU」にて11月1日(火)より発売開始でございます。

全24商品を試食して選んだ
「牡蠣のお土産」は!?

ウエルカム牡蠣もなか味噌汁の試食も終わったところで、牡蠣食う研から改めて試食会のルールを説明。「広島の牡蠣土産を食べ比べて牡蠣的(かっきてき)お土産物売り場を作ろうの会」の始まり、始まり~。

まずは食べて

感想を各自メモ

そしてみんなで話し合い

今回牡蠣食う研がご用意したのは、オイル漬け、せんべい、缶詰、などなど全24の牡蠣商品。参加者は3グループに分かれて8商品の試食を行い、各商品の感想やアレンジ案、おすすめ度などをアンケート用紙に記入。全商品を試食し終えたところで参加者同士で感想を共有いたしました。

お気に入り商品には牡蠣おじさんシール

牡蠣食う研

「それではここから、選ばれた商品を一挙発表してまいります。さあさあ、どどどどどっと行きますよ~」

JR広島駅「おみやげ街道エキエ広島店」で売り場展開されるのはこの商品!

●焼き牡蠣せんべい/1080円
●広島県産牡蠣とほうれん草のパテ/540円
●海の干しがき/390.96円
●牡蠣の広島レモンオリーブオイル漬け/1620円
●オイル&オイスター/1869.48円
●プレミアム牡蠣串ガーリック5本入/1188円
●かきグラまん/324円
●かきしぐれ/1080円
●カキ大将5本入り/1080円
●ひろしま牡蠣の土手鍋缶/540円
●ファンセレティせとあられ 牡蠣醤油味/702円

(全て税込価格)

なかでも試食会で熱い評を得た商品がこちら

牡蠣食う研

(このパッケージのイラスト、なぜか他人とは思えないな…)

HITひろしま観光大使の感想は…?

チズ大使

「味がよく染みているし、ホワイトソースもよく合っています。朝ごはんにもいいし、おやつにも食べたいです」

佐久田雅規大使

「大粒の牡蠣がまるまる入ってて、ボリュームがあっていいですね~」

カズ大使

「冬にアツアツで食べたい!」

おみやげ街道エキエ広島店」は牡蠣アイテムの品揃えが非常に豊富で、我々牡蠣食う研もしばしば新商品チェックに訪れております。今回ピックアップした11商品以外にも多彩な牡蠣製品を購入することができますので、JRで広島を訪れた観光客の皆様は立ち寄りマストでございます。牡蠣食う研の特設コーナーでは、今回紹介した全商品に試食の感想を書いたPOPが添えられておりますので、ぜひお土産選びの参考にしてくださいませ。

そして東京・銀座「ひろしまブランドショップTAU」で売り場展開されるのはこの商品!

●無添加広島牡蠣めし茶漬け(2種セット)/800円
●超高圧熟成かきオイル漬け/1944円
●江波せんべい 海鮮しぼり焼牡蠣/864円
●牡蠣屋のオイル漬け/1500円
●オイル&オイスター/1869円
●ひろしま牡蠣の土手鍋缶/540円
●牡蠣の広島レモンオリーブオイル漬け/1620円
●ファンセレティせとあられ 牡蠣醤油味(小袋)/340円
●かきしぐれ/1080円
●カキ大将 5本入り/1080円
●一粒かき 海珠2個袋入り/572円
●一粒牡蠣の塩辛/782円

(全て税込価格)

なかでも試食会で熱い評を得た商品がこちら

食べた皆さんの感想は…?

平山研究員

「牡蠣がすっごく柔らかい!とろけるような舌ざわり。なのに食感はちゃんとあるのがすごいよね。パッケージもクールでかっこいいわ」

岡島秀博大使

「匂いから牡蠣を感じられますね。しかも生牡蠣に近い食感です」

カープが一番大使

「名店『喜多丘』さんの監修で品質の良さも折り紙つきですね。目上の方への、少し上品な手土産にも喜ばれそうです」

ひろしまブランドショップTAU」の牡蠣コーナーでは、食品以外に牡蠣アパレル・アクセサリーの「The World is My Oyster」「meme.」「OysterColor」も商品展開予定でございます。関東圏在住のオイスターラバーの皆様、広島旅行の予習に、ぜひ「TAU」をご活用いただけますと喜びます。

牡蠣のお土産のお供に
今季の「飲む牡蠣」も新登場

こうしてつつがなく終わった本日の試食会。胃袋も心も牡蠣に満たされ、皆様ニコニコでお帰りになられました。終了後、牡蠣食う研研究員のお二人に感想を伺ったところ…。

安原研究員

「今日は面白かったです。ふだんこんなに食べ比べすることないですから。牡蠣感のあるものから食品としてバランスの良いものまで、広島にはさまざまな牡蠣のお土産があるんですね。勉強になりました」

平山研究員

「牡蠣食う研さん、美味しかったし楽しかったんだけど、一つ注文があるのよ。牡蠣はけっこう味がしっかりしてるから、ちょっと一緒にお酒とか飲みたくなると思うんだけど…」

牡蠣食う研

「ご安心ください平山研究員。本日の試食会には間に合いませんでしたが、お土産コーナースタート時には、去年も登場したあのビールの新バージョンを投入する予定でございます!」

スモークド 広島 オイスター コモン

牡蠣食う研メンバーである福本成美研究員が指揮を執り、広島市中区本通「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」で醸造されたこちらのビール。ピルスナー麦芽と燻製麦芽、副原料に、牡蠣食う研の研究材料でもある広島市「楠原壜缶詰工業」のオイスタージュースと広島県呉市「音戸海産」の牡蠣殻を使用。スタイルは、通常低温発酵させるラガー酵母をエール並みに高温発酵させる「カルフォルニア・コモン」でございます。スモークな香りがアクセントとなり、焼き牡蠣を思わせる香ばしさと旨味が特徴。軽いボディ感で飲みやすく、食事と合わせるのにぴったりなのでございます。

牡蠣食う研

「牡蠣の燻製やら、土手鍋、焼き牡蠣にぴったりな、薫香を感じる秋らしい1杯でございます! ボトルは税込748円で『エキエ広島店 酒ます枡』『ひろしまブランドショップTAU』にて11月1日(火)~発売。さらに樽生は中区『CRAFT BEERと炭火 はればれ』でお楽しみいただけますよ~」


こうして生まれた「牡蠣食う研とHITひろしま観光大使が試食して選んだ『牡蠣的(かっきてき)牡蠣土産』」特設コーナーは、本日2022年11月1日(火)スタート。東京・銀座の「ひろしまブランドショップTAU」では11月9日(水)まで、JR広島駅の「おみやげ街道エキエ広島店」では11月30日(水)までの期間限定で展開されています。全商品に、牡蠣食う研研究員&HITひろしま観光大使の実食リコメンドPOP付。ぜひ!訪れていただき、美味しい牡蠣土産に出合ってくださいませ~!!!

撮影:中野一行

※本記事では出演者の健康確認をした上で、撮影のため一時的にマスクを外しています。※「牡蠣食う研とHITひろしま観光大使が試食して選んだ『牡蠣的(かっきてき)牡蠣土産』」特設コーナーは、広島県が緊急事態措置または、まん延防止等重点措置の該当地域に当たる場合、もしくは独自の集中対策を実施する場合は、実施期間を変更する可能性があります。あらかじめご了承願います。

今回の牡蠣食う研究

美味しく食べる。それだけじゃ嫌ッ…!牡蠣の魅力を五感で感じる新商品を作りたい

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担当研究メンバー

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